海外研修リポート REPORT

「米国特許法セミナーレポート2010」 弁理士 小林正利

 私は、2010年6月からBSKBが主催するsummer patent seminarに約1ヶ月間参加してきました。セミナーは、特許要件、出願手続、訴訟、また、アメリカ特有の制度など、幅広い範囲で行なわれ、講義だけではついていくことができず、講義のスライド、日本から持っていった本などを読み返すことでなんとか理解することができました。
 セミナーには、中国、韓国からも多く参加しており、ほとんどの人が同じホテルで生活をしていましたので、交流を深めることで、アメリカだけでなく、違う国の文化も知ることができました。単に研修に参加するというだけでなく、講義の終了後、休日などで、参加者同士で過ごす時間も多くあり、知財関係の仕事で働く人達と多くのことを話し合う機会があり、とても充実した1ヶ月を過ごすことができました。

「米国特許法セミナーレポート2007」 弁理士 三輪 英男

 今年、バージニア州のBirch, Stewart, Kolasch & Birch(BSKB)特許事務所が主催する米国特許セミナーに参加しました。参加者は約60名強で、日本からだけでなく、韓国、中国、台湾、ドイツ、アメリカ、オーストラリアからも参加していました。
 このセミナーは出願手続きから訴訟に至るまで広範囲にわたり、講義は全て英語で行われました。とにかく講師の話を聞くのが精一杯でした。また、セミナーにはUSPTO訪問、ITCやCAFCのJudgeの講演、模擬裁判も含まれており、日本ではできない貴重な体験をすることできました。このセミナーは講義だけでなく、フィッシング、メージャーリーグ観戦などアメリカの文化を学ぶ機会あり、非常に充実したものでした。
 「仕事は人と人とのつながり」と考えているので、このセミナーをつうじて、多くの知財関係の人と知り合えたことは、今後の仕事に大いに役立ものと信じています。

「中国(北京)研修レポート2006」 弁理士 八幡 宏之

 昨年(平成18年)の夏、北京の特許事務所を訪問する機会及び中国の大学へ短期留学する機会がありました。
 一人きりの、しかも初めての中国訪問で緊張しましたが、北京の特許事務所では、日本での留学経験がある日本語が堪能な二人の中国弁理士の方が対応して下さり、その当時改正されたばかりの中国審査基準の内容を説明して頂く等、とても勉強になりました。また、中国の大学では、約一ヶ月半の短期語学留学でしたが、中国語を学ぶほか、現代中国を実感する等の貴重な経験をすることができました。
 現在、新都心国際特許事務所では、国内特許の他、中国特許(主に中国出願の中間)も担当させて頂いています。前々から中国、中国語に興味があり、将来中国関係の特許の仕事をしたいと思っていたので楽しく仕事しています。
 今後も中国語能力を向上させ中国関係の特許の新たな仕事にチャレンジできるように頑張りたいと考えています。

「米国特許法セミナーレポート2006」 弁理士 松村 潔

 2006年6月中旬から1ヶ月間にわたって、米国ワシントンDC近郊のバージニア州で行われた研修にて米国特許制度について学んできました。日本のように堅苦しい雰囲気で行われるというものではなく、最初から最後までリラックスした状態で研修を受けることができました。この研修には日本だけでなく、中国、韓国、ドイツなど各国からの参加者が多く集り、研修が始まってから徐々に各国のカラーが出てくるなど国際色豊かな研修でした。また、研修プログラムも非常に充実した内容となっており、各種イベントを通じて他の研修生や現地の方々と交流する機会が多くありました。特に、現地の方々には親切にして頂き、米国生活を思う存分満喫することができました。研修後も現地でお世話になった方々と仕事をする機会が多くあり、相手の姿を思い浮かべるだけでも以前に比べて仕事を進めやすくなり、この研修で得たものはいろいろな面で大きかったと実感しています。

「米国特許法セミナーレポート2005」 弁理士 村越 卓

 私はBSKB(Birch, Stewart, Kolasch & Birch, LLP)が主催する2005年度のサマートレーニングに参加しました。このサマートレーニングでは、アメリカにおける知的財産制度のレクチャーの他に、元裁判官の談話を拝聴する機会や模擬裁判に参加する機会も与えられ、約1ヶ月間という長期にわたって非常に貴重な経験を積むことができました。参加者も非常にバラエティーに富んでおり、出身国(日本、韓国、中国、ドイツ、インド、スウェーデン等)はもちろん、様々なバックグランドを持つ幅広い年層の方々が参加されておりました。このような環境の中で、日本国内だけではなく世界各国の最前線で知的財産に関わっている方々と気兼ねなく議論したり、互いの国の文化の違いを肌で感じることができ、知的財産制度に対する理解と興味を更に深めることができました。